三田久では、大正9年以来、良い材料と水、そして京都府優秀技能賞を受賞した熟練の職人技を受け継ぎお客様に美味しい湯葉をお届しています。また、平成22年には、京都府信頼食品登録制度に商品を登録し、徹底した品質管理を行い、
味と共に安心・安全もお客様にお届けしています。
このような取組が評価され、平成22年には、山田啓二京都府知事が当社を視察に訪れ、湯葉づくりを体験されました。
これからも、伝統の味を守るため、従業員一同湯葉作りに取組んでまいります。
原料には国産のよい大豆を使い、そして京都の地下水を使って豆乳を作ります。豆乳を作るまでは豆腐と同じです。豆腐の場合、豆乳ににがりを入れて固めますが、湯葉な何もせずに加熱するだけです。何も足さない、何も引かない、原料の良さを素直に使って作ります。
豆乳を熱すると表面に膜が張ります。これが湯葉です。この膜は、大豆のたんぱく質が固まったもので、牛乳を熱すると表面に膜ができるのと同じです。商品によっては豆乳の濃度を変えるため、使う水の量を変えます。この時、水の量が違うとよい湯葉ができません。適切な水の量にする事も職人の技なのです。
そして、熱した豆乳に張った膜を、職人が一枚一枚すくいあげて湯葉ができます。この時、力を入れ過ぎると湯葉が破れたりするため、熟練の技能が必要となるのです。一人前の湯葉職人になるためには、最低でも5年はかかります。三田久では常に職人が技を磨いております。